南房総市千倉町への花摘み

 今日は天気も、そこそこ午後からの出発になった。いつもであれば、午前中にお出かけし、午後2時、遅くても午後4時以降には帰路につく。

 毎年この時期2月始めから3月末までのあいだに、ここ千倉へ、花摘みにいく。

 決まって的場さんのところで、花を摘む。かなり前から、妻が花好きで、ここのおばちゃんと顔をあわすことが習慣になっている。日曜日にくることが多いが、めずらしく土曜日になった。

 それに、ついて私も見ているだけだが、同行している。何をするわけでもなく、ぼーっと海を見たり、反対側の山の方を見たり、妻が鋏で、花を摘んでるのを見たり。

 そこのおばちゃんも、私があまり喋らないものだから、気をきかせて話しかけてくれる。去年までのわたしは、最小限のことば数しかものを言わず。今年は、いろいろ町のこととか、漁業の話とか、遊泳場の話とかしてみた。やはり、人と話しをするとその人の考え方とか、ひととなりが少しわかる。

 花を眺めてると、なんとなく、穏やかな明るい気持ちになる。山々を眺めてると、秋田の田舎を思い出す。海原を見てると果てしなく広く、その先にある大陸(外国)を想像する。

 自然災害をここ数年で、何度か経験している。この穏やかな、表情をだしているときは、良いことばかりしか見えない。ただ、地元の人はたまにやってくる人ののんきなことを、まともにばかりは受けていられない。だろうと。

 寒い寒い長い冬を越え、除雪車で、少し削れたアスファルトの道路の表面が少しずつ見え始めてくる。秋田にいる頃、これが春がやってくるサインだった。

 地震だぁ〜23:07